投資信託移管手数料

投資関連

投資信託を楽天証券からSBI証券に移管したところ、投資元本が合わない事象が発生しました。

検索してもなかなか引っかからなかったことから、自身で調べてみた結果を共有したいと思います。

集計時取得価格の差異が発覚

毎月の資産状況記事の通り月末に集計を取っているのですが、移管した商品の投資元本と損益が証券口座の残高と集計結果とで一致しないことに気がつきました。

下図はSBI証券のポートフォリオ画面であり、上が7月末、下が8月末の残高です。

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前月からの変更点は、2023年8月2日に16,667円の購入が約定、2023年8月7日に楽天証券から10,000円分の入庫が完了しました。

数量は前月比、197,730-184,446=+13,284口であり、楽天証券からの移管分+5,055口、8月購入分+8,229口の合計数量と一致します。

ところが、投資元本は下記となります。

7月末の投資元本は、取得単価16,989x数量184,446÷10000≒313,355円。

8月末の投資元本は、取得単価17,363x数量197,730÷10000≒343,318円。

従って、投資元本は前月比、343,318-313,355=29,963円です。

購入分+移管分が26,667円であることから、差額は29,963-26,667=3,296円となります。

SBI証券では端数の関係でぴったりの額にはならない仕様ですが、どうやら取得単価が約3,300円多くなっており、その分損益が少なくなっているようです。

再度、SBI証券の取引履歴や電子交付書面を確認してみましたが、やはり3,300円という数字はどこにも出てきませんでした。

この数字は楽天証券からSBI証券への投資信託の1銘柄ごとの移管手数料3,300円の数値と一致します。

しかし、ネットで検索もしてみたものの、自身では解明するに至りませんでした。

そこで、SBI証券に問い合わせてみることにしました。

問い合わせ結果

SBI証券に問い合わせてみたところ、詳細を確認してくださり、移管元の証券会社によっては移管手数料を取得単価に含める場合があり、今回はそれに該当するという回答を頂きました。

移管元である楽天証券にも問い合わせて確認が取れました。

最終的に何に影響するのか

取得単価に投信移管手数料の3,300円が上乗せされることにより、損益が-3,300円となります。

これは、あくまでも税務上の処理であり、利益から-3,300円が差し引かれて圧縮されることを意味します。

つまり、実際の利益は変わらずに、税金が3,300×20.315%≒671円安くなることを意味します。

まとめ

楽天証券からSBI証券に投資信託を移管した場合の移管手数料の扱いをご紹介しました。

それとは別に、SBI証券では「投信お引越しプログラム」という投資信託移管手数料の全額キャッシュバックキャンペーンを行っています。

投信・外貨建MMF|SBI証券 (sbisec.co.jp)

投資信託を移管した際は参考にしてみてください。

※手数料の税務上の扱いは移管元の証券会社によって異なる場合があります

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