Windows11でMicrosoft IMEを以前のバージョンに戻してCaps Lockキーを無効化する方法

私はLGエレクトロニクスのノートパソコン、LG gramの2020年モデルの17Z90N-VA73Jを使用しているのですが、最近、文字入力時に左手小指がCaps Lockキーに当たってしまうようで、入力がおかしくなってしまう現象が多発するようになりました。

そこで、Caps Lockキーを無効化できないか調べてみた結果を記録しておきます。

ネットでの検索結果
無効化されない
Microsoft IMEを以前のバージョンに戻してCaps Lockキーを無効化する方法
まとめ

ネットでの検索結果

ネットで調べたところ、主に下記の3つの方法が引っかかりました。

Microsoft StoreでMicrosoft ToysをインストールしてCaps LockキーにDisable（無効）を割り当てて無効化する
レジストリを変更してCaps Lockキーを無効化する
Microsoft IMEのバージョンが古い場合は、プロパティから設定で無効化できる

まず、アプリをインストールせずに済む3の方法を確認したところ、私のバージョンではプロパティは表示されませんでした。

そして、パソコン素人がレジストリをいじるのは危険であるため、1の方法を試すことにしました。

無効化されない

Microsoft Toysのインストールと設定を完了したところ、Windowsセキュリティから下記の通り、フォルダーへのアクセスがブロックされましたという通知が届くようになりました。

セキュリティソフトはWindows Defenderを使用していますが、調べたところ、フォルダーへのアクセスがブロックされた際に通知されるようです。

　※Microsoft社のWindowsに搭載されているセキュリティ全体を監視する機能をWindowsセキュリティと呼び、その中のウイルス対策ソフトをMicrosoft Defenderと呼びます。Windows DefenderはMicrosoft Defenderの旧称となります。

Microsoft Toysの開発者はMicrosoft社であり、ウイルススキャンをして脅威が見つからないことを確認した上で、Windowsセキュリティのランサムウェアの防止から許可されたアプリの追加を行いました。

そして、「Keyboard Checker」という下記サイトでキーボードのキーの動作確認をしたところ、Caps Lockキーは無効化されているという結果になりました。

Keyboard Checker | The best online keyboard tester

Test all keys on your keyboard with this easy-to-use website. Works with any keyboard and any browser. Simply press any key to test it.

ところが、変換がおかしくなってしまう現象は直りませんでした。

Disable（無効）の代わりにUndefined（未定義）を選択しても結果は変わりませんでした。

Microsoft Toysの設定画面

他にも、管理者として実行やパソコンの再起動、Microsoft Toysを管理者として再起動など様々試しましたが、無効化はできませんでした。

Microsoft IMEを以前のバージョンに戻してCaps Lockキーを無効化する方法

パソコンの設定を徘徊して路頭に迷っていたところ、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」という項目を発見したことから、検索結果を応用して以下の方法を試してみることにしました。

Microsoft IMEを以前のバージョンに戻す

下記3つのルートのいずれかにより設定変更を行います。

設定－時刻と言語－言語と地域－言語－日本語－…－言語のオプション－Microsoft IME－…－キーボードオプション－全般－互換性－以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う－オフからオン
デスクトップ－タスクバー－スタート－検索バーで「IME」と検索－全般－互換性－以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う－オフからオン
デスクトップ－タスクバー－IME（「A」または「あ」など）右クリック－設定－全般－互換性－以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う－オフからオン

Caps Lockキーを無効化する

下記3つのルートのいずれかにより設定変更を行います。

設定－時刻と言語－言語と地域－言語－日本語－…－言語のオプション－Microsoft IME－…－キーボードオプション－全般－詳細設定－詳細設定を開く－全般タブ－編集操作－変更－キー設定タブ－設定(T)：Microsoft IME－*キーの英数－削除－「英数を削除します。よろしいですか？」－はい－適用－OK－OK－完了
デスクトップ－タスクバー－スタート－検索バーで「IME」と検索－全般－詳細設定－詳細設定を開く－全般タブ－編集操作－変更－キー設定タブ－設定(T)：Microsoft IME－*キーの英数－削除－「英数を削除します。よろしいですか？」－はい－適用－OK－OK－完了
デスクトップ－タスクバー－IME（「A」または「あ」など）右クリック－プロパティ－詳細設定－全般タブ－編集操作－変更－キー設定タブ－設定(T)：Microsoft IME－*キーの英数－削除－「英数を削除します。よろしいですか？」－はい－適用－OK－OK－完了

Caps Lockキー無効化の確認

上記の結果、入力中にCaps Lockキーを押しても何も起きず、完全に無効化ができました。

ここで、そのままだと入力切替時に画面中央に「A」や「あ」とポップアップが表示されますが、プロパティ－IME入力モード切替の通知欄－画面中央に表示する－オンからオフ、にすることで非表示にできます。

元のMicrosoft IMEのバージョンに戻す場合は、キー設定で削除した*キーの「英数」をキー追加からわざわざ自身で作成せずとも、プロパティ－詳細設定－編集操作－キー設定が「Microsoft IME」から「ユーザー定義」に変わっているため、「Microsoft IME」を選択してOKを押すだけで元に戻ります。