保有している個別日本株が決算を迎えたため、記録しておきたいと思います。
コーア商事ホールディングス(9273)
6月期決算企業で11月11日に第1四半期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高10.6%増、営業利益16.6%増、と順調に2桁成長を維持していますが、純利益は±0となっています。
円安による原料の仕入れ価格への影響がどの程度になるか心配していましたが、売り上げは順調に伸びているようです。
通期業績見通しに対する進捗率は、売上高24.1%、営業利益25.7%、純利益24.7%と、予想を上回る伸びはありませんが、順調であり安心して保有を継続していられる内容になってます。
2022年6月期実績に対する2023年6月期業績予想は、売上高:109.1%、営業利益:103.7%、純利益:103.8%と1桁なのですが、前期は第3四半期決算時に10%以上の業績予想の上方修正を発表しており、控えめな発表をする傾向があることから、安心感はあります。
配当は上場以来3期連続で増配してきていますが、来期予想は2022年6月期と同様の11円予想と維持となっています。配当性向は、前期実績18.5%、今期実績18.5%、来期予想17.8%となっています。
11月22日時点での株価は585円、配当利回りは1.88%、実績PERは9.82倍、予想PERは9.46倍となっています。
参考までに、業種別平均PERは、東京証券取引所が発表している統計資料において、公開されている最新の2022年10月時点のプライム市場の卸売業では、単純平均PER10.1倍、加重平均PER7.5倍となっています。
グッドスピード(7676)
9月期決算企業で11月14日に通期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高25.4%増、営業利益64.6%増、と順調に2桁成長を維持していますが、純利益は0.1%減となっています。
中期3ヶ年KPI目標として売上高毎期成長率20%以上を掲げていますが、今期も達成しています。3期連続で過去最高益する見通しであり、9期連続で増収となっています。
今年度はMEGA店4店舗を含む8店舗を新規出店しており、前年同期比大幅増となっています。
通期業績見通しに対する結果は、売上高93.6%、営業利益100.1%、純利益82.9%となっています。売上高は未達については、四輪小売販売台数が計画を下回ったことによるものと説明されています。なお、前期比では125.4%です。営業利益は通期予想達成であり、前期比164.6%です。
従業員数は前期584名から今期実績704名と120名増の20.5%増と順調に増えています。
配当は上場以来では上場した年に一度5円の配当を行っていますが、2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響を勘案して無配を続けていました。そして、2022年9月期の配当を予想通りの10円で復配となりました。なお、来期の配当予想も10円とされています。
配当性向は、今期予想7.4%でしたが、今期実績8.6%、来期予想5.9%となっています。
11月22日時点での株価は2,396円、配当利回りは0.42%、実績PERは20.49倍、予想PERは14.25倍となっています。
参考までに、業種別平均PERは、東京証券取引所が発表している統計資料において、公開されている最新の2022年10月時点のグロース市場の小売業では、単純平均PER46.8倍、加重平均PER115.3倍となっています。
ヒガシ21(9029)
3月期決算企業で10月28日に第2四半期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高31.0%増、営業利益25.2%増、純利益14.4%増となっています。
3項目すべて2桁成長ですが、下半期は2023年4~5月に予定している大型物流センター開設への初期投資費用や人材投資が予定されています。
同日に通期業績予想の上方修正および増配が発表されました。
上方修正後の通期業績見通しに対する進捗率は、売上高49.4%、営業利益50.2%、純利益52.3%となっています。
配当は2022年3月期に20円予想から26円に増配されましたが、来期2023年3月期は26円の同額維持から28円予想に増配となっており、配当性向は前期実績30.3%、今期予想30.8%から31.5%になり、30%以上とする方針を維持する形になっています。
11月22日時点での株価は712円、配当利回りは3.65%、予想配当利回りは3.93%、実績PERは8.29倍、予想PERは8.01倍となっています。
参考までに、業種別平均PERは、東京証券取引所が発表している統計資料において、公開されている最新の2022年10月時点のスタンダード市場の陸運業では、単純平均PER9.1倍、加重平均PER10.3倍となっています。
メタウォーター(9551)
2月期決算企業で10月28日に第2四半期決算を発表しています。
前年同期比で売上高18.4%増となっています。営業利益と純利益は第3四半期までマイナスになる特徴がありますが、マイナス幅は営業利益7.0%減、純利益33.6%減と減っています。
売上高は2桁成長、利益面はマイナス幅減少と順調です。
通期業績見通しに対する進捗率は、営業利益31.4%となっています。
配当金は40円のまま現状維持となっています。
11月22日時点での株価は1,877円、配当利回りは2.13%、実績PERは13.09倍、予想PERは12.99倍となっています。
参考までに、業種別平均PERは、東京証券取引所が発表している統計資料において、公開されている最新の2022年10月時点のプライム市場の電気・ガス業では、単純平均PER19.8倍、加重平均PER32.4倍となっています。
アルテリア・ネットワークス(4423)
3月期決算企業で11月14日に第2四半期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高8.1%増、営業利益17.2%減、純利益19.3%減となっています。
売上高以外は前年同期比2桁の減益となっていますが、前期はデータセンターの譲渡益約12億円を計上したことによる結果となっています。
低成長ではありますが、7期連続で過去最高益を更新しているため、業績は安定しています。
通期業績見通しに対する進捗率は、売上高49.6%、営業利益43.4%、純利益42.9%となっています。
前年同期時点の進捗率は、売上高以外50%を超えている状態で通期の業績予想を達成しましたが、今期は利益面で50%を超えている項目はありません。現時点で業績予想の下方修正は発表されていません。
配当は前期実績60.45円、今期予想60.52円となっています。
配当性向50%程度を基本方針としており、前期実績50.0%、今期も増益分を増配して50.0%を維持予定としています。
11月22日時点での株価は1,272円、配当利回りは4.76%、実績PERは10.52倍、予想PERは10.51倍となっています。
参考までに、業種別平均PERは、東京証券取引所が発表している統計資料において、公開されている最新の2022年10月時点のプライム市場の情報・通信業では、単純平均PER23.7倍、加重平均PER35.4倍となっています。
まとめ
保有株は概ね順調な進捗です。
メタウォーターは2022年3月1日に2,100円で800株売却しましたが、レンジの下値付近まで落ちてきたため、決算発表前に500株、決算発表後に500株の合計1,000株を再度購入しました。直近の権利付最終日は2022年9月28日だったため、中間配当は受け取れません。
引き続き保有株の確認とともに監視銘柄を増やしていけるよう努めたいと思います。
コメント