保有している個別日本株が決算を迎えたため、記録しておきたいと思います。
コーア商事ホールディングス(9273)
6月期決算企業で8月10日に通期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高14.2%増、営業利益12.7%増、純利益10.4%増と順調に2桁成長を維持しており、3期連続で過去最高益更新となりました。
通期業績見通しに対する進捗率は、売上高99.3%、営業利益96.4%、純利益102.6%であり、第3四半期決算時に上方修正が発表されていましたが、純利益以外達成することはできませんでした。原因は、納期遅れや廃棄損計上等、円安による為替差損、有価証券評価損の計上等によるものとなっています。
配当は上場以来3期連続で増配してきましたが、来期予想は2022年6月期と同様の11円予想と維持となっています。配当性向は、前期実績18.5%、今期実績18.5%、来期予想17.8%となっています。
9月9日時点での株価は649円、予想配当利回りは1.69%、実績PERは10.90、予想PERは10.49となっています。
グッドスピード(7676)
9月期決算企業で8月12日に第3四半期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高24.6%増、営業利益68.6%増、と順調に2桁成長を維持していますが、純利益は4.1%減となっています。
中期3ヶ年KPI目標として売上高毎期成長率20%以上を掲げていますが、今期も達成しています。2期連続で過去最高益を更新しており、8期連続で増収となっています。純利益がマイナスなのは前年同期に特別利益があったためで、それを除くと144.4%増となっています。
通期業績見通しに対する進捗率は、売上高66.5%、営業利益50.3%、純利益38.3%となっています。売上高の通期予想に対する進捗は若干遅延が生じているとされており、前期は71.5%でした。その数字で前期の通期は101.8%であったため、同程度であれば未達になるかもしれません。営業利益は概ね計画通りとされており、前期は49.0%でした。第3四半期で50.3%ですが、自動車販売関連の売上高は第4四半期に偏りがあることから問題のない水準であり、前期は通期で101.4%を達成しています。純利益については決算説明資料に説明がありませんが、前期は第3四半期での進捗率55.5%に対して通期に115.6%であったことから、若干満たない程度の水準です。
従業員数は前期584名から707名と123名増の21.1%増と順調に増えています。
配当は上場以来では上場した年に一度5円の配当を行っていますが、2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響を勘案して無配を続けていました。しかし、2022年9月期の配当予想を10円に復配としています。
配当性向は、今期予想7.4%となっています。
9月9日時点での株価は1,989円、予想配当利回りは0.50%、実績PERは16.02、予想PERは14.64となっています。
ヒガシ21(9029)
3月期決算企業で7月29日に第1四半期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高23.2%増、営業利益2.2%増、純利益4.4%減となっています。
売上高は2桁成長を維持しており、1Qとしての売上高は過去最高を更新しています。純利益は減益となっていますが、新拠点2ヶ所開設への先行投資と子会社の決算期変更による影響と説明されています。2023年4月には関西エリアに大型物流拠点が開設予定になっています。
通期業績見通しに対する進捗率は、売上高25.5%となっています。
配当は2022年3月期に20円予想から26円に増配されましたが、来期2023年3月期は同額維持となっており、配当性向は前期実績30.3%、今期予想30.8%と、30%以上とする方針を維持する形になっています。
9月9日時点での株価は700円、予想配当利回りは3.71%、PERは8.15、予想PERは8.30となっています。
イオンフィナンシャルサービス(8570)
2月期決算企業で7月5日に第1四半期決算を発表しています。
前年同期比で売上高12.5%減、営業利益26.2%減、純利益32.1%減となっています。
3項目とも減益となっていますが、前期から会計基準が変わっている影響があります。
通期業績見通しに対する進捗率は、営業利益28.5%となっています。
配当金は2007年2月期から2020年2月期まで現状維持から増配を続けてきましたが、2021年2月期に年間配当が68円から34円と減配し、2022年2月期は50円まで回復し、今期も同額の50円予想となっています。
配当性向は公約していませんが、前々期実績41.5%、前期実績35.7%、今期予想40.0%となっており、2021年2月期に減配した後は業績に応じて増配が行われており、今期は前期維持予想になっています。
9月9日時点での株価は1,475円、予想配当利回りは3.39%、実績PERは10.54、予想PERは10.98~11.79となっています。
アルテリア・ネットワークス(4423)
3月期決算企業で8月15日に第1四半期決算の発表が行われました。
前年同期比で売上高6.8%増、営業利益19.0%減、純利益19.7%減でした。低成長ではありますが、7期連続で過去最高益を更新しているため、業績は安定しています。
配当は前期実績60.45円、今期予想60.52円となっています。
配当性向50%程度を基本方針としており、前期実績50.0%、今期も増益分を増配して50.0%を維持予定としています。
9月9日時点での株価は1,287円、予想配当利回りは4.70%、実績PERは10.65、予想PERは10.63となっています。
まとめ
保有株は概ね順調な進捗ですが、イオンフィナンシャルサービスは年初来最高値に近づいたことから、9月8日付で1,440円で500株すべて売却としています。
コメント