売買を振り返って反省点がないか確認したいと思います。
売買結果
保有していた<9164>トライトを損切りしました。
2月14日の4Q決算発表当日のPTS取引において、3,000株全数を売却しました。
結果は以下になります。

購入日 | 2024/5/17、2024/6/18 |
売却日 | 2025/2/14 |
保有期間 | 約9ヶ月 |
投資元本 | 1,395,000円 |
税引き前譲渡損益 | -189,000円 |
税引き前配当金総額 | 63,000円 ※2024年12月の期末配当受け取り予定額33,000円を含みます |
総損益 | -126,000円 |
年換算利回り | - |
振り返り
購入理由から保有していた期間の振り返りを行います。
2024年12月期2Q
2024年12月期の1Q決算では、広告が表示されないというWEBページの不具合による影響により減益が発表され、株価は直近高値の747円から底値の447円まで-40.2%下落していました。
その際の決算説明資料では、2Qに影響は残るものの、下半期にリカバリー可能な範囲であるとされ、業績の下方修正は発表されませんでした。
そして、2Q決算では減益になったものの、3Q以降への影響はないと説明されていました。
そこで、3Qで業績の下方修正が発表される可能性はあるものの、影響は限定的であり、一過性のものだろうと判断して購入するに至りました。
2Q決算発表後の暴落中である2024年5月17日に485円で2,000株を打診買いし、その後、買値から-10%を超えた6月18日に425円で1,000株買い増しました。
2024年12月期3Q
3Qの決算では業績の下方修正が発表され、通期のEPSは前期実績49.01→35.00円と、-28.6%ものマイナスになりました。
この時点では、減益が大きかったものの、想定の範囲内であり、悪材料出尽くしと判断しました。
まだ4Qが残っているところですが、トライトは通期の中で2Qの売上がほとんどを占めているという特徴があり、4Qの純利益は前期、前々期とも±0程度でした。
そのことから、4Qは通年通りと想定して来期に期待して保有を継続することにしました。
2024年12月期4Q
4Q決算発表前の株価は、期待からか2月に入ってから+17.5%も上昇していました。
2024/8/5の暴落を除外したとしても、含み損は最大で-312,000円まで膨らんでいましたが、損益はプラスに転じて、+93,000円まで回復しました。
そして、2025/2/13、15:30に4Q決算発表が行われました。
3Q決算の業績の下方修正において、3Q時点で通期目標達成率を100%と出してきていたことから、4Qの純利益は通年通り±0程度で、来期の目標をどの程度に設定してくるかに注目していました。
ところが、4Qは純利益が約7億円の赤字であり、EPSは3Qから36.13→29.17まで低下しました。
さらに、来期の目標EPSは37.00円と、3Qでの業績の下方修正前と同水準でした。
さて、どうするか
テスタ氏の言葉
4Qの決算は悪かったものの、一旦悪材料は出尽くしで、来期は2桁の増収増益とも捉えられます。
決算発表当日の終値481円だと、実績PERは16.49、予想PERは13.00となります。
取得単価465円基準の予想PERは12.57となるため、グロース株としては特段割高なわけではありません。
「損切りするほどでもないか、とりあえず様子見かな・・・」と思ったところで、個人投資家テスタ氏の言葉を思い出しました。
僕は含み損益を表示せずに売買を行います。みんな取得単価を基準にして考えがちですけど、ノーポジションで今の株価が安いか高いかだけで判断します。自分の買値や売値は意味がないです。


2024年12月期 決算短信(269 KB)PDF
出典:TRYT ホーム>株主投資家情報>IRライブラリー>決算短信
この決算短信を見て、「割安でチャンスだ!購入しよう!」と思うか?
損切り
すぐに時間外取引/PTSで損切りを行うことにしました。
保有している全数3,000株を売却しました。
反省点
決断力
当初のシナリオが崩れたら損切りだと決めていたものの、悪い決算を見た直後で冷静であったとは言えず、何とか損切りをしなくてよい理由を探そうとしてしまっていたように思います。
そのため、初動が遅れました。
しかし、株価だけで判断するわけでもないため、基準の設定が難しいところです。
テクニカル分析
ファンダメンタルズで銘柄を選定していますが、購入タイミングはPERでの判断が主であり、その他は直近の安値や配当利回りなどを確認するくらいです。
本格的にではなく、目安程度に移動平均線やボリンジャーバンドなどを参考にするくらいはしてもよいのかなと思っています。
逆張り
この銘柄に限りませんが、逆張りで購入することが多いことから、購入直後からしばらく含み損が続き、機会損失による実質利回りの低下も目立ちます。
順張りも取り入れるかどうかは、今後の課題とします。
まとめ
人生初の損切りをしました。
譲渡損は-189,000円です。
半ば勢いもありましたが、断行できたことは自信につながりました。
個別株投資では。損切りできるか否かが期待値をプラスにもっていけるか否かの重要な要素の1つであることを戒めて、残すことができた資金を次の取引につなげたいと思います。
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